休廃止鉱山適用

 岩石風化促進技術(Enhanced Rock Weathering, ERW)を、休廃止鉱山における酸性鉱山廃水(Acid Mine Drainage, AMD)の中和および二酸化炭素の除去に応用する新たな取り組みを進めています。
 当組合では、玄武岩などの風化しやすい火成岩を粉砕し、酸性廃水に投入することで、中性環境より数千~数万倍速い速度で岩石を風化させ、以下の2つの効果を狙います。

1.大気中の二酸化炭素の除去:岩石の風化反応により溶出した陽イオンによる下流河川や湖沼、海洋のアルカリ度の上昇により、大気中の二酸化炭素が重炭酸イオンとして溶け込んだり、炭酸塩などの安定な鉱物として固定化されたりするため、大気中の二酸化炭素の除去が期待されます。

2.酸性の中和と有害金属の沈殿・吸着:玄武岩に含まれるケイ酸塩鉱物が溶解することで中和され、同時に重金属イオンを不溶化・吸着する効果が期待されます。

岩石風化促進技術研究組合