
農地散布では、玄武岩などの風化しやすい岩石を粉砕し農地に散布し耕作土層中に鋤き込みます。
農地に散布することの利点として、以下のものが挙げられます。
1. 二酸化炭素の排出抑制:土壌から大気に放出されるはずだった二酸化炭素の一部が、岩石に含まれるケイ酸塩鉱物との反応で重炭酸イオンなどに変化し、降雨とともに溶脱して水圏に隔離されることが期待されます。
2. 土壌の酸度矯正:玄武岩の風化には酸中和効果もあります。農地土壌の酸矯正は、作物生育を向上させるとともに、温室効果ガスの一つ亜酸化窒素(N2O)の排出を抑制する可能性もあります。
3. 農地の再生:農地土壌は化成肥料の長期連用によりミネラルバランスが低下しています。玄武岩の施用は、農地から失われたミネラルを補充し、土壌を再生させる効果を持ちます。